お悩み解決

簡単時短でも彩り良く!一品弁当の彩りのポイント【焼きそば弁当】

アルミ弁当箱に入った焼きそばと目玉焼き

お弁当作りはなるべく簡単に済ませたい!そんなときは、一品弁当が便利です。いつもはメインおかずに副菜に……といろいろ考えている人にとっても、たまにはささっと楽する日があっても良いですよね!

ただ、一品弁当となると彩りのバリエーションが少なく、いかにも手抜きなお弁当に見えてしまう……そんな心配をしている人もいるのではないでしょうか?
この記事では、一品弁当でも簡単なポイントをおさえるだけで、彩りが良くなる方法をご紹介します。

一品弁当とは

一品弁当とは、その名の通り「たった一品だけで完成するお弁当」です。

たとえば、

  • オムライス
  • やきそば
  • 炒飯
  • 丼もの

など、主食になり、他のおかずがなくても食べ進められるものとします。

簡単時短でできる!一品弁当のメリット

食材が少ない

一品弁当は、少ない食材で作ることができます。買い物に行く時間がないときも冷蔵庫にある食材でささっと作ることができます。

また、食材が少ない分、切りものが減ります。下ごしらえの時間を短縮することができます。

調理工程が少ない

一品調理するだけなので、少ない調理工程で作ることができます。いつもは炒めたり、ゆでたり、レンチンしたり、といろいろな工程を同時に行ったり、調理の順番を考えていると思います。調理工程が多ければ多いほど、時間もかかりますし、頭も使うと思いますが、一品弁当の場合は炒めるだけ、焼くだけ、などの少ない工程で作ることができ、とてもシンプルです。

その分、時短になりますし、忙しい朝でも余裕を持って調理することができます。

お弁当箱に詰めるのが簡単

おかずをお弁当箱に詰める作業は、誰でも一度は悩んだことのあるポイントなのではないでしょうか?いかにスペースの無駄なく詰められるか、おいしそうに詰められるのかと考えながら詰めるには、いくつかコツが必要だったりします。

一方、一品弁当であれば、一品しか詰める必要がないので、特別なコツは必要ありません。

ただし、この記事の主旨である彩りに関しては、いくつか簡単なポイントをおさえるだけで、彩りよく仕上がりますので、この後にご説明しますね。

ちなみに、お弁当の詰め方のコツが知りたいという方は、下記の記事をご覧ください▼

フードパックに詰められた炒飯弁当
”もう迷わない” パターン化で簡単!お弁当の詰め方のコツこんにちは、Sakichiです。 私はインスタグラムにて日々のお弁当やお弁当の詰め方動画を発信しています。 ★私のインスタグ...

今回の一品弁当【焼きそば弁当】

アルミ弁当箱に入った焼きそばと目玉焼き

今回作った一品弁当は、焼きそば弁当です!
一品料理の定番ですね。野菜たっぷりで作れば、炭水化物も野菜も一気にとれて大満足のご飯になります。

ちなみに今回は、具材に下記の食材を使用しました。

  • ピーマン
  • パプリカ(赤)
  • キャベツ
  • シーフードミックス

今回、野菜は冷蔵庫にあった残り物野菜を使用しましたが、スーパーやコンビニなどで売られているカット野菜を使用しても良いです。

ちなみに今回の焼きそばは、麺とソースがセットになって売られているものを使用しました。

続いて、彩りのポイントについて説明していきますね。

一品弁当の彩りのポイント

彩り要員の野菜を一緒に調理する

私は、お弁当の色味を華やかにしてくれる赤、紫などの食材のことを彩り要員と呼んでいます。

いつもは、彩り要員の一品おかずをお弁当用に常備していますが、ないときは、彩り食材を一緒に調理してしまいます。今回は、赤パプリカを彩り要員として、他の野菜と一緒に炒めました。また、濃い緑色のピーマンも茶色い焼きそばによく映えます。

他の野菜と一緒に一気に炒めてしまうことで、1つの調理工程で済ますことができます。

パプリカの保存方法

「結局のところ、彩り食材は必要なのね〜……」
と思う方も多いと思います。確かにこの記事ではそういうことになります(笑)!

ただ、今回使用したパプリカは保存方法によっては長期保存でき、常備が可能なので、ご参考までにご紹介します。一品弁当を作る予定があってもなくても、冷蔵庫に常備しておくと何かと使えますよ!

  1. パプリカは洗い、半分に切って種とわたを取る。
  2. キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室に入れる。
    パプリカの水気をしっかり切ってから、キッチンペーパーで包んでね!

私の場合は、この方法で1週間ほどは保存できています。ただし、保存状態、冷蔵庫の開閉回数、野菜の状態などによっては変わってくると思うので、ご自身のご判断のもとご使用ください。

たまごは常備すべし!

一品弁当でも役に立つのはたまご料理です。一品弁当で楽に済ませたい場合、私は目玉焼きかゆでたまごをおすすめします。今回の焼きそば弁当では、目玉焼きをのせました。

なぜ、目玉焼きかゆでたまごかというと理由があります。
1つは、黄色と白のコントラストがあり、色味が増えるからです。また、白色は全体の色合いを引き締める効果があります。

2つ目の理由は、焼くだけ、茹でるだけ、と調理工程がシンプルかつ、焼いている間、ゆでている間はほったらかしにして他の作業が進められるからです。

こういうと、「もはや一品じゃないじゃん!」と思われるかもしれません。確かにその点は認めます(笑)。

ただ、この記事では、彩りよく見せるための”ほんの少しの手間”をご紹介しておりますので、その点はご了承ください。

今回は少し半熟目に焼いていますが、時期によっては傷みやすいです。焼き加減は気温などによってご自身でご判断ください。

バラン活用

バランなどの使い捨ての仕切りを活用して色味を足すのもおすすめです。冷蔵庫にレタスや大葉などの葉物があればそれを使っても良いですが、バランは常備できるので、いざというときに役立ちます。

百均などで手軽に手に入るのも嬉しいポイントです。

その他あるもので仕上げのトッピング

お弁当箱に詰め込んだら、家に常備してあるもので仕上げのトッピングをすることで、さらに食欲をそそる見栄えに仕上がります。

今回は、かつおぶし、粗びき黒こしょうを散らし、紅しょうがを置きました。かつおぶしは焼きそばとは味の面でも相性抜群ですし、ボリュームのある見た目になります。また、目玉焼きの白い部分を中心に粗びき黒こしょうを散らせば、より見た目が引き締まります。目玉焼きに黒こしょうの風味が加わるのも嬉しいポイントです。紅しょうがは彩り要員の役割も果たしてくれます。緑のバランで仕切ることで、赤い色がより引き立ちます。

下記の食材は仕上げのトッピングに使えます。
長期保存が可能なものが多いので、常備している家庭は多いのではないでしょうか。

  • 粗びき黒こしょう
  • かつおぶし
  • 紅しょうが
  • 青のり
  • のり
  • 粉チーズ
  • ごま
  • パセリ(乾燥パセリ)
  • 柴漬け
  • たくあん
  • ケチャップ
  • 糸とうがらし

今回、青のりをのせるのを忘れてしまったことに今気づきました。

焼きそば弁当の詰め方の手順

今回は詰め方動画にしておりませんので、簡単に手順を説明します!

  1. 焼きそばを詰める。

    焼きそばは、ひと口ずつフォークでくるくる巻いてから詰めると、食べるときに食べやすいです。

  2. 具材をのせる。

    全体の色味を見ながら、具材を散らします。色味が薄いキャベツなどを先に大まかに散らしてから、赤パプリカ、ピーマン、海老などを色味のバランスを考えてのせます。

  3. かつおぶしを散らす。
  4. 目玉焼きを真ん中にのせる。
  5. バランで仕切り、紅しょうがを置く。
  6. 粗びき黒こしょうをふりかける。

    目玉焼きの白い部分を中心に散らす。

ほんの少しの手間で彩り良く

今回は、一品弁当でも少しの手間で彩り良くする方法をご紹介しました。
どこの家庭でも常備していることが多い食材を活用するだけで、簡単に彩り良く仕上げることができます。

こんな記事を書いておいて矛盾するようですが、実際のところ、彩りはそこまで気にしなくてもいいと私は思います(笑)。
簡単に済ませたいときは、とことん手を抜くのもありだと思いますし、お弁当を作っているだけで十分すぎるくらいです。

ただ、ほんの少しの手間と普段の心がけで、作り手の気分が上がったり、食べる人の感動がより大きくなることもあるかと思うので、選択肢の一つとしてご紹介しました。

少しでも普段のお弁当作りのお役に立てたらうれしいです。